百万森林

台湾で始めて植樹をしてきた
百万森林というイベント
予想だにしない大規模なイベントだった
なんと一万人人を集めたそうだ
会場は台北動物園の裏側
MRTの駅前がすごいことになっていた

人、人、人…
日本でも数回植樹をしてきたけどこんな大がかりなのは初めて
台湾人のチャリティー、環境に対する志は熱いようだ
ナンバー

なんに使うのかよく分からん
ネットで自分の木の生育情報が分かるって話を聞いたけど、それはなさそう
スポンサーは多い
キャノンや象印など日本のメーカーも
そのせいか、初めは参加費200元って聞いてたけど無料だった
専用バスで山の方へ移動
会場

出店もあった
けっこう無造作に植えている

植えた木

何の木だろうな〜
一人一本
考察
主催はキリスト教関係の団体だった
加入彩虹天堂協会、シマラヤ自然文明保護協会
台湾は宗教団体がボランティア活動等積極的
こんなに人数が集まるとは思ってもいなかった
しかしよく見ると銀行やチームTシャツなどを見かけた
団体で強制参加の場所もある様子
そこは日本と変わらない
まぁ、植樹しましたっつったらいい事しているアピールにはもってこい
問題は植樹
正直森づくりを勉強してきた立場から言わせてもらったら、ひどい
植樹を指導する人間などはいたのだろうか…
今回植えた木は下手したら全滅すると思う
まず、植樹に対する指導無し
行ったら苗木をもらい、あらかじめ穴が空いているので植える
それだけと言えば確かにそうなのだが…
みんな思い思いに植えている
元々の土はかなりの粘土質
これ自体大問題
昨日の土砂降りで水たまりができている
そこにそのまま植えられていた
水があふれかえっていた
たぶん1週間持たない
そしてその粘土質の土をぎゅうぎゅうに固める人も多い
踏んで固めて…
種を植える訳じゃ無い
過保護に育ったか弱い苗を植える
おそらく根が入っていかない
彼らも長く持たない
肥料として用意されていた黒土(?)も粘土質
しかも中からビニールやら土まみれのイヤホンまで出てきた
いったいどこから来た土なのか
植樹地から距離があるし、スコップもないので大半の人は使っていない
指導が無いので苗ポットも取っていない様子
最近はすぐに分解される物も出てきているけどそんなポットには見えない
取られていないものも長くは持たないと思う
一応俺は持っている知識を持ち合わせてできる限りの事はした
植え方もいまいち分からない
けっこう適当に掘ってある
宮脇先生を意識しているのなら素晴らしい
だけど苗の配り方や品種を見ているとそんなことはなさそう
苗は団体単位で同じ種を配っていた
なんにしても本当に森を作ろうとするのならもう少し考えた方が良いと言うのが今回の完走だ
もしも今回が宣伝のためだったら正直悲しい
苗木も命
森を作るってそう言うことだ
中途半端な気持ちでして欲しくない
まぁ、しかし台湾の植物に関しては知らない
もしかしたら粘土質でめちゃ成長するのを選んだのかも知れない
しばらく様子を見たい
悲しいけど、たぶんダメだと思うけど…
台湾よ、ダメだったら俺を顧問として雇ってけろ