大甲(媽祖、鎮瀾宮)

中部(大甲、台中、鹿港)へ旅行してきた
写真をフェイスブックにアップしました
興味ある方はどーぞ
http://on.fb.me/g17rHA



まずは台鉄にて台中市の大甲へ
台鉄の西ルートは海沿いと山の2つある
山ルートが多い
今回初めて海沿いを通った
違う景色だから面白い
結局寝たけど…
中部の海沿いは風が強い事で有名
風力発電を行っている

日本と違ってきちんと発電して家庭に届けている
詳しい事情は知らないが今後風力発電にも力を入れるらしい
台北から3時間ほどで到着
264元
日本人にはマイナーな場所
目的は鎮瀾宮
http://www.dajiamazu.org.tw/
媽祖の寺(?)だ
媽祖とは台湾、中国福建省辺りで信仰されている女性の神
台湾ではすこぶる信仰が熱い
神通力が使えたそうだ
父と兄が海で漂流しており、媽祖は幽体離脱して助けようとした
兄だけは助けることができたが父は助けることができなかったらしい
最終的に仙人に誘われて神になったとか
主に海、航海の神
寺(?)は媽祖廟の他、天后宮とも呼ばれる
遠くまで見渡すように千里眼、遠くの音を聞けるように順風耳という神を従えている
台湾ではもはや全能の神的な信仰になっている
もっと詳しく知りたいな
そして旧暦の3月23日は媽祖の誕生日
「大甲媽祖出巡」と呼ばれる台湾ではそれはもう壮大な祭りがある
大甲の鎮瀾宮から雲林の北港までを8日間かけて巡業する
全部で300キロだそうだ
一般的には回娘家(里帰りの意味)と呼ばれている
のべ50〜60万人が参加
すごい規模だ
台湾は国が定める宗教は無いが国民の信仰心はかなり熱い
今年はこのビッグイベントが(確か)4月9日から始まる
そこで鎮瀾宮へ行ってみることになった

大甲駅から徒歩5分とかからない
立派な建物だ
昔は地域の人ぐらいしかお参りに来なかったらしいが大甲媽祖出巡が始まって台湾各地から参拝客が来るようになったそうだ
200年以上の歴史がある
プレイベント(?)的な物が行われていた
獅子舞の獅子

でかいのも

あんまり神像を撮らないことに決めた
別に特定の「神」や「幽霊」を信じるわけではないが、撮っても写らなかったという話を聞いてやめようかと
本当に信じている人もいる
そういう人にも失礼かな〜…と
そして台湾特有の文化として媽祖廟なのにいろんな神様が奉られている
今回奉られていた神様をリストアップしてみた
天上聖母(媽祖)
千里眼、順風耳
神農大帝(農業、医学の神)
文昌帝君(受験、学問の神)
蔵王菩薩(日本の地蔵さんとは少し違う。どうやら日本が他国と違う様子)
註生娘娘(安産、子宝の神)
斗姥元君(北斗七星の母、手や顔がいっぱいある)
平和女神澤施四海(不明)
北斗星君(道教の神、北斗七星、南斗六星の神)
伽藍尊者(関羽、仏教)
観音佛祖(観音様)
んま〜、いろんな神様がおわす
こういう文化も勉強したい
他に巡業で使うであろう道具や

地元高校生の獅子舞などが行われていた

機会があれば巡業も少し覗いては見たいが…
大甲自体もまだ見るところは有りそうだが今回は鎮瀾宮だけ見て回った
やっぱり台湾を感じたいなら台北じゃ分からん
中部、南部が面白い
原住民なら東部
旅行だけならさほど中国語も必要ない
台湾なら英語である程度旅行も可能
是非台湾を訪れる際は少し足を伸ばして、台北からも出てみることをお勧めします