北投温泉

朝から寒い
気温13℃
日本の方が暖かいんじゃなかろうか
幸い雨は降らない様子
そんなときは温泉に限る
北投温泉に行ってきた
日本とゆかりが深い温泉だ
と、言うより原型は戦前に日本が作った
温泉と日本統治時代の建物、文化を楽しめるのが北投だ
MRTで北投駅に行き、新北投駅へ向かう
台北駅から40分ぐらいか
もとは原住民ケタガラン族が住んでいた
「べいとう」という名前もケタガラン族の「巫女」からとった名前だ
しかし早くから漢民族との混血があり、日本統治時代にはすでにいなかった
現在の台湾人はケタガラン族と漢民族の血が混ざっている人が多い
アイデンティティ的にも漢民族とは言えないと思う
まして中国人とは呼べないと思う
また、北投温泉と日本の玉川温泉でしか見つかっていないラジウムという鉱石を含んだ北投石も有名
岡本要八郎が入浴中に見つけたらしい
健康にいい等の話で盗難が相次ぎ現在は禁止されている
日本統治時代に温泉町としての基礎を築き、国民党が来て一次売春地区になった
そこを陳水扁が整備し現在のような家族で楽しめる温泉地になった
悪いことをしたと投獄された陳水扁だがそれなりに功績はある
昨年石川県の加賀屋が進出したことで話題になった
まずはMRT北投駅
北投をイメージするモニュメント(?)が

温泉や原住民など
まぁ、何となく言いたいことは分かる
電車も特別仕様

こっちは新北投駅のモニュメント

…なんだこいつら
それはさておき早速北投を歩く
まず見えてきたのは北投公園

公園自体は特に何もない
地元の人の憩いの場
隣には凱達格蘭(ケタガラン)文化館という原住民の博物館がある
入場無料

何気に面白かった
館内は原則撮影禁止
原住民の服や日常用品、文化の紹介など
楽器が一番面白かった
アミ族の楽器をさわれた
竹で作った打楽器や鼻笛、口琴など
やっぱり原始的な楽器に惹かれる
土産物もけっこういい物があったが値段もそれなりだった
次に見た目が美しい北投の図書館

オシャレ
中は普通の図書館
そして北投温泉博物館
外見

和洋折衷って所か
入り口
北投温泉の歴史や文化の紹介
入場無料
温泉もいっぱいある
しかし思いの外値段が高い
普通の温泉(旅館の)だと500元から700元とられる
だから人気な安めの温泉
まずは瀧乃湯

日本統治時代に建てられた
日本の銭湯という感じ
一人90元
台湾では珍しく裸で入る浴場
北投石はここで見つかった
こちらは公共浴場

一人40元
水着着用で混浴
露天風呂
今回はここに入った
源泉は後で紹介する地熱谷
安いだけあって人もたくさん
時々ビキニのおねーちゃんもいるらしい
水着もここで買える
温度はいろんな温度の池がある
湯は少しぬるっとしていた
アトピー持ちの俺の肌は少しピリピリするpH
シャワーは水(冷水)しかでないので体を温めてから浴びるべき
梅庭

于右任の元別荘
なかなかすごいじーさんだったらしい
土壁構造

なんか懐かしいな〜
日本建築はやはり素晴らしい

ラジウム
幻想的なので日本統治時代には台湾八勝十二景の一つだったそうだ

煙もくもく
風が吹くとなお神秘的

歩いていると風情を感じる教会を見つけた

1953年に建てられた
普済寺

台湾では珍しい密教真言宗の寺
当然元は日本統治時代に建てられた
お地蔵さんもいた

でかい
北投文物館

中はそこそこ面白い…らしい
なにせ入場料が120元
高すぎるだろ
その場にいたおばちゃんも50元なら入ると言っていた
神様として関羽が奉られていた

そして禅園

ここも日本統治時代の建物
現在は食事などをする場所になっている
入るだけなら無料と聞いていたが150元と言われたので引き返した
だいたい有名な所はこんな感じだ
他に名物として日本人が開いているラーメン店が有るそうだ
温泉にも浸かれて日本統治時代の名残も感じれる
また遊びに行きたいな