下駄

台湾では基本的に下駄を履いている
下駄ってのは消耗品
歯が削れる
最近は歯の底にゴムがついているのもある
愛用している物はだいぶガタが来てる
日本から新しい下駄を届けていただいた
ありがたい
台湾でも下駄は売ってある
一応日本統治時代の名残と言えようか
おそらく当てつけだが九分(份)のお土産として有名
俺の予想だと台湾で初めて228事件を描いた映画「悲情城市」の舞台、ロケ地だから
当時はまだ台湾人も下駄を履いていた
映画の人達もよく見ると下駄を履いている人がいる
しかし台湾で売られている下駄は「なんちゃって下駄」
鼻緒は百歩譲っても歯の形がださい
そこさえちゃんとしてくれれば買おうと思うのだが…
こちらが新しい下駄

格好いい!!
会津
台湾のなんちゃって下駄もせめて見た目がこうであればいいんだけど、なんか格好悪い
お古は鎌倉塗り

歯がほとんど無い
歩き方が悪いせいか歯の削れ方が均一じゃない
だけどまだまだ履ける
語学センターの先輩によると毎年下駄を履くやつがいるらしい
今年度は俺が受け継いだ
タイル貼りや大理石が多い台湾で歩きにくい下駄を履く理由もいくつかある
一つはもちろん日本人アピール
台湾と日本の架け橋になれたらいいな〜
まずは身なりから
そして靴(現代社会)に対する反発
現代人は靴に甘やかされて足腰が弱まっていると思う
日本の子ども達の体力低下、扁平足の増加にはそう言う裏側がある
靴業界の利益に関わるからなかなかそう言う議論にならないが
だから走るとき、登山は裸足
日常も裸足に近い感覚でいたい
そこで下駄
サンダルでもいいじゃんって言われるがサンダルは工場で作られる
環境を汚染する
下駄は職人の手で作られる
職人魂も大事にしたいし、できるだけ木、木材を使う生活を心がけたい
木を使い木を植える事こそ最高の循環型社会
何より木の肌触りが心地よい
夏場は汗を吸ってくれる
いずれ履き物も自給したいな〜
新しいのは天気がいい日に履こうと思っているがここのところずーっと雨
てんでもって大陸からの冷たい風とやらで寒い
大陸はろくな物をよこさん
今週は毎日10℃前後
週末は10℃切るらしい
日本から見たらたいした寒さじゃないと思うが亜熱帯という意識があるせいか日本の冬並みに冷たく感じる
半ズボン素足(下駄)じゃ正直寒い
しかしキャラが定着してしまった
長ズボンを履いて登校するだけで周りからいろいろ言われる
困ったもんだ
寒くないと言い張っているがぶっちゃけ寒い
やせ我慢もつらい
新下駄が届いて既に一週間ほど経つ
早く履きたいよ〜
寒くていいから天気ぐらいよくなって欲しい今日この頃