プユマ族の里へ〜4日目〜

4日目(1月2日)もiPhoneのアラームが鳴らず…
予定より遅く起きてしまった
機械人間はダメだな
できる限りアナログな人間になりたい
4日目は朝から片付けの手伝いでパラクワンへ
祭りの後とあり、すごいゴミ
台湾全体でゴミをポイ捨てする人間をよく見る
あれはよくない
何とかしたい物だ
そもそも昔は「ゴミ」なんて無かった
すべて自然に帰る物だった
「科学の進歩」とやらで生まれた物
楽、便利を求めた結果
すべて無くせとは言えないが、減らす努力をしたい
朝からおばあさんがゴミ拾いをしている…
と思ったらどうやらホームレスのおばさんがビンや缶を集めていた
これらは金になる
他にもビンを集めるおじさんが
酒ビンは自分で作った酒を保存するときにも使えるのでビンや缶は無くなった
ビニールや食べ残し、紙の容器が残った
拾って燃やす
日本は「火」を見かけない社会になった
町中で焚き木でもしたら大騒ぎ
ある意味恐い
「火」ってのは、まず神秘の代表だった
だから儀式の中心によく用いられる
プユマ族の祭りもそうだった
ラクワンの中心に焚き木があった
また、灯りと暖を取るのにも使われてきた
木を切り、燃やし、木を植える
これに勝る循環はない
オール電化なんてクソ食らえ
今後火を知らない子ども達が大人になるのかも知れない…
恐ろしや
黙々と一人でゴミ拾いをしていたら阿妹のお兄さんがやってきた
「昼にみんなでするから一人でしなくていいよ」と
しばらくボケーッと待つ
プユマさんの奥さん、親戚の人と合流
コーヒー店の片付けをすることに
しかし店の鍵がない
仕方なく脚立で2階へいき、片付けを開始
コーヒーはプユマさんの自家製コーヒー
他にもクッキーやカレー、奥さん自慢の小米酒(粟酒)等
あまり店には行かなかったが商売はどうだったのかな
プユマ族の人は骨太で力強い体つき
たくましい
狩や戦いにも優れた民族
改めて自分がひ弱に思えた
鍛えなあかん
何とか午前中に終わらせることができた
お昼は日本人小姐4名とプユマさんご夫妻とで台東を少し観光
大野原民芸館

実は個人の家である
お金を取る博物館ではない
司馬遼太郎さんの台湾紀行に登場しているおばあさん、大野さん(プユマ族)の家
1915年生まれ
中は博物館顔負けの品々


元はご主人が原住民文化の道具を集めることが好きで、そのコレクションらしい
今回なんと大野さんとお会いすることができた
さすがに体もだいぶ弱っている様子
それでも全くボケは感じない話しぶり
優しい日本語だった
なんと中国語(北京語)は話さないらしい
国民党体制に反対し、日本語と台湾語、プユマ語しか話さないそうだ
お世話をしているインドネシア人の女の子も日本語を話せた
驚きである
日本人はもっと自国に誇りを持つべきだ
「和」を大切にしたい
司馬遼太郎さんとのツーショット

鳥肌物だった
その後東部海岸や奇観などを回り台東空港へ日本人小姐4名を送る
写真を取り忘れたが台東空港も原住民を前面に出している
台北台東間が2000NT$(ビジネス3000NT$)、1時間かからないらしい
俺は使う機会なさそうだ
後はプユマさんの家に戻り、まったりと過ごした