人之島蘭嶼

そして蘭嶼に6日間
これが見たかったが台風だったので仕方がない
卒業生の最後の授業はカヌー
今度7月7日に小米(粟)の収穫祭が行われるらしい
行きたいな〜
飛行機のチケットはWWOOFのホストが取ってくれた
感謝
飛行機の予約は難しい
小型船だしとりあえず予約を入れる人が多いので予約ができない
そうでなければ空港で空きが出るのを待つしか無い
船だと揺れる船で片道3時間
飛行機だと30分足らずで値段は往復700元(2000円)しか違いが無い
ちなみに船でも往復2000元かかる
できれば飛行機で行きたいところ

小さいので気流で揺れる
パイロットの話によると日本にも同じ機種が飛んでいるそうな
空港に民宿の人が出迎えに来てくれた
漁人部落の月台民宿
結論から言うとかなり良い民宿
お勧めだ
旦那さんがタオ族、奥さんは台湾語を話す閩南系
やんちゃ坊主が二人
旦那さんの両親も健在だ
家族で切り盛りをしている
蘭嶼で初めてホームページを作ったらしい
民宿情報の他蘭嶼のイベントなども紹介している
一泊500元
清潔でWi-Fi、全自動洗濯機も嬉しい
まずはバイクを借りて軽く蘭嶼を一周する
天気はいまいち

台湾本土よりはだいぶマシか
本土はあちらこちらで土砂崩れ
珍しく神像が無い土地公

以前道路を作っても失敗続き
この廟を建てた後は順調にいったそうだ
現在神像は紅頭部落に祀られている
基本的にタオ族はキリスト教
その以前はアニミズムだったそうだ
現在土葬の習慣は無い
暑いのでアスファルトも無い

溶けてしまうそうな
東清部落で見つけた手作り小物のお店

買い物後蘭嶼のマンゴー(大葉山榔)をいただいた

野性的な味がした
他にもいくつか手作りのお店があった
やっぱり手作りの物が良いな
名物ヤギ(キョン

橋を占拠
他にもたくさん名前が付けられた巨石や景色が綺麗なところがある
そして

原発の使用済み燃料貯蔵庫
当時は缶詰工場と嘘をついて建設
こんな美しい島に…
多くのタオ族は怒って現在も反対運動を続けている
博物館

タオ族の紹介など

伝統の地下屋

台風が多く暑いので昔は半地下の家だった
生きる知恵
外食など外で食べると高め
だいたい台湾から船で持ってきているので仕方がない
食後民宿に戻ると蘭嶼のサツマイモを頂いた

美味い
そしてWWOOFのホストの友達に会うことに
何と伝統的船の制作者

職人さん

格好いい!
近々完成するとのことで新しい船を見せてもらった

小学校の卒業記念に校長先生が注文した物
子供たちも手伝って作成
それが参加する予定のイベントだった
ちゃんと開催されたようだったので良かった
その後は島を案内してもらった

民宿に戻ると今度はスイカが待っていた

本当に良い民宿で日によっては無料で食事を頂いた

トビウオ!!
感激だ
念願の蘭嶼のトビウオを無料で食べれるなんて!
当然おいしかった
しかし天気が悪い日が続いていた
貨物船が来れなかった
家によってはガスが数日無かった家も
離島ならでは
雨が収まり貨物船が来港
果物が欲しいので農協まで連れて行ってもらった

久しぶりに貨物船が来たのですごい人の量

賑わっている
マンゴーや梨の他外で売っていた蘭嶼の芭蕉を買った
しかし天気が良いのもつかの間台風が
本当にイベントが開催されるのか聞きに行ったらまた食事をごちそうになった

またトビウオが食べれるとは
タオ族の人たちは優しい
その後東清部落を案内してもらった
伝統の船!

格好いいな〜
10人乗りの大型船も

去年もっと大きな16人乗りの船で蘭嶼から台北まで漕いだそうな
かっこよすぎる蘭嶼の男達!

海上に浮かんでるとなお絵になる

宿に戻るとまたグッドタイミングで夜間観察へ
オプションで250元
行く価値あり
月台民宿の主人が蘭嶼の生物を紹介してくれる

しかし夜の撮影は難しい…

メインのフクロウも見れた!!

主人の鳴き声が上手いこと
フクロウがちゃんと返事を返す
60%以上の確率で見れるそうな
似たようなツアーでも月台の主人が一番見れるとのこと
海岸へ移動
カニから

毒を持つウミヘビまで!

蘭嶼の男はたくましい
噛まれたこともあるが既に退化してそこまで痛くはないとのこと
濃い時間を過ごせた
そして次の日は民宿の主人に連れられてシュノーケリング
美しい魚や貝、珊瑚礁の世界が広がる
写真が撮れないのが残念
防水カメラを買わねば
緑島より全然綺麗!
値段は同じ400元だが雲泥の差だ
緑島はお金の匂いがするが蘭嶼は「自然」を大切にするタオ族
珊瑚にあまり触れないで等緑島では言われなかった注意も
他にも緑島は魚などの説明は無かったが蘭嶼は細かく説明してくれた
楽しかった
それにしてもさすがは海洋民族
泳ぐのが上手い
素潜りできる体にしたいな〜
食後は無料で民宿の主人に観光案内してもらった
なんていい人なんだ…
気象台

日本統治時代に建てられ、現在も使われている
当時の日本は凄かったそうな
おかげで米軍の攻撃も食らった

歴史を感じる
標高300メートル
天気が良ければものすごく美しいらしい

生態系も豊か
南国のゾウムシ「カタゾウムシ」

退化して羽は無い
昔は子供の小遣い稼ぎだったらしい
蘭嶼にしか居ないカミキリムシ

宇宙人みたいな顔をしている
そして青青草原へ

春先は百合の花が咲き乱れる
美しい草原
海風が強いので木が育たないそうだ
海は青い

休憩がてらいろいろ語らった
主人は知的な人だ
小蘭嶼

蘭嶼から近いから小蘭嶼
島の年代で見たら全然別物らしい
ここに関する話もたくさん聞けたがあまりいい話は無い様子
4月に来たいな〜

最後は海を眺めて語らった

蘭嶼の事、タオ族、今後の人生から宇宙の話まで
素敵な時間を過ごせた
尊敬できる人だ
また来たい