花蓮滞在記〜三日目〜玉里富里−慢好,宜養生、安通温泉

三日目は1日玉里富里−慢好,宜養生という講演会だった
玉里は富里の隣の農作地域
朝飯はおとなりの民宿「月荷塘」へ
稀飯

お粥は炊くとき水分を多めに入れるが稀飯は普通に炊き上げたあと調理する
当然有機無農薬のお米
美味い!
おかずも豪華

パンづくりも拝見させてもらった

焼きたてのパンをいただく

美味いですな〜
月荷塘のオーナー夫婦

ありがとうございました!
会場は玉里藝文中心

東部も少子化が進んでいる
ここも廃校利用のようだった
塩見さんの講演

行政関係者も来ていた
玉里か富里の郷長さんが女性だった
熱心にメモをとっていた
半農半Xの本にもたくさん書き込みをしていた
ぜひ行政単位で進めて欲しい
塩見さんは現在他人のX(天職)探しを応援している
そういう民宿もしているそうだ
食事付きで1泊18000円と安くはない
それでも「安い!」と遠くからたくさんのお客さんが来るそうだ
「自分探し」が難しい
「モノ」がありすぎるのかもしれない
毎度X探しのワークショップで「自分のキーワード」を3つ書いてもらう
基本的に何でもいいのだ
好きなこと、得意なこと、気になること…
しかし思いの外みんな書けない
何を書けばいいかわからない様子
さらに、3つのキーワード×(かける)好きな場所
これが重なる人はほとんどいない
それが個性
他に今欲しい物を8つ、自分が住む半径3キロ以内にある「宝物」を33つ書いてもらう
本来ならば1000個見つけて欲しいそうだ
そこから自分のXが見ええくる
当然他にもたくさんのワークショップがある
また、半農とは収入の半分を農業で支えるという事ではない
基本的に自給農
一つは「土」と触れ合うこと
大地、土からいろんなことを感じる
また、自給も100%の必要はない
逆に100%だと周りの人との交わりがなくなる
Xには交わるという意味も含まれているそうだ
人それぞれだが阿蘇の正木さんが言うには51%を目指そうと言っていた
50%以下だと他人にコントロールされてしまう
なるほど
そして「センス・オブ・ワンダー」を大切に生きよう、と
レイチェル・カーソンの言葉
「驚き」を感じるセンスを持つことが大事だ
何気ないことに驚きを感じられる
そういう価値観、心の豊かさを持つことこそが「豊か」な暮らしへの第一歩だ
極端な例えだと、雲の動きなどに感動できるのならばテレビやゲームなんて必要ない
子供たちは生まれながらに「センス・オブ・ワンダー」を持っている
それを無くさないような社会にする必要がある
いい講演会だった
無料で弁当まで出た
人生迷っている人がいるならそういう自分探しのワークショップに参加することをおすすめする
すっきりする
また、隣の建物は客家の芸術家が活動していた
璞石印染工坊

藍染めや草木染めの芸術家だ
俺はただの金魚の糞だがおみやげを頂いた
ありがたい
客家の人だった
また、会場に安通温泉のオーナーが来ていた
ぜひうちの温泉に、と急遽温泉に
金魚の糞ですがすんまそん…

この日も豪華なご飯だった
心苦しい
日本統治時代から続く由緒正しき温泉
当時の建物も残っている

オーナーも当然温泉通
先日京都から戻ったばかりだ
日本に5年間留学していたらしい

まさかの個室!

いい湯だった
この日は曇っていたが天気が良ければ満天の星が見渡せるそうな
宿「羅山的家」に戻ると蔡教授が尺八の練習をしていた


いい音色だ
太魯閣に尺八づくりの名人がいて、その人から作り方や吹き方を習っているそうだ
現在5年目
いいな〜
自作楽器は憧れる
時間があれば遊びにおいでと言われた
その後台湾の農業、東部の現状について雑談
今回、本来ならば来て欲しい月荷塘の宿主のような人が講演会に来ていない
やはり行政絡みだとお硬いせいか
他にも自然農だが年収億単位の会社の社長の話など半農半Xを目指している人は興味がない
大事なのは哲学
どう生きるかが問われている
それを再確認した
この日も10時半ころ床に就いた