新農業論壇

「新農業論壇」に参加してきた
http://www.easthealthpark.com.tw/news/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E8%B3%87%E8%A8%8A/369
会場は香村休輭農場
陽明山の山の中
場所が分からなかったがグーグルマップで一発
さすがだ
バイクで行こうかとも思ったが、迷ったり50ccで山道はきつい
バスでも行けるようだった
MRT士林站から小19バスで「我家花園」という変わったバス停で降りてすぐ
小19は1時間に1本あるかないか
地元の人しか使わない
小型バス
普段はガラガラらしいが今日はこのイベントのせいかぎゅうぎゅう詰めだった
近くのおじいさんに話しかけてみるとやはり新農業論壇に参加するとのこと
ぐねぐね道を上っていく
30分ほどで到着
元々は店のおやじが有機農をしており、その野菜などを用いたレストラン
野菜は一切買わないらしい
店のおやじ

新農業論壇の内容は、まぁタイトルの通り
新しい農業のあり方だ
講師は半農半Xの塩見さん、アメリカからElizabeth Hendersonさん、タイからDaycha Siripatraさん、ブータンからDorji Wangchhukさん
始めに塩見さんの講演

台湾の親戚なんかにもいまいち理解してもらっていない
半農半X
俺が目指している生活スタイル
最近Xが見えてきた
少しずつ目標に向かって
詳しくは本を

半農半Xという生き方

半農半Xという生き方

会場は中国語、英語、日本語が飛び交う
「農業」ってバカにされがちだがグローバルな会場だ
通訳さんも大変

だいぶ聞き取れるようになってきたな〜
素直に嬉しい
次にアメリカのElizabeth Hendersonさんの話
アメリカの農業の現状
貧しい小作人が多い
ほとんど輸入
遺伝子組み換え
…ものすごい状況だ
さすがは合理主義の国
そこでCommunity Supported Agriculture(CSA)を提唱
和訳は「地域に支えられた農業」
名前の通り地域で農業を支える
最近では、消費者などが生産者と連携あるいは生産者を支援し、自分たちの食糧生産に自分たちも積極的にかかわる、という形の農業
元々の考えは日本かららしい
その影響か日本の話も

みんな食、食べる事について考えないといけない
次にタイのDaycha Siripatraさん

緑の革命とやらで貧しくなってしまったタイの農家
所詮は先進国の遊び、金儲けだ
確かに米の輸出量は増えた
GDPとやらも伸びて経済学者、政府は嬉しかったろう
一部儲かった人もいるだろうが結果的には貧困層が増えた
緑の革命後、大量の科学肥料や農薬が必要になった
それらの資金や体を悪くする人々
自殺者も増加
そこで彼は米之神基金會(Khao Kwan Foundation、KKF)という組織を立ち上げ、農民達を救った
微生物や有機肥料の米栽培
農薬も化学肥料も使わないので農民の負担はかなり減った
そしてブータンのDorji Wangchhuckさん


日本にも8度来たことがあるらしい
有名なのだが、正直気さくなおじさんって感じだ
始終ギャグを言っていた
大事な事は「幸せ」と考えすぎないこと
ブータンと言えば国民総幸福量(GNH)
スローな国の代表国だ
しかし、最近逆にローンを組んで車やiPhoneを買ったり、バブルが起きているらしい
少し寂しいな
外国だから文句は言えないが…
あんまり農業的な話はしなかった
前の3人が素晴らしいことを言っていたから私がいう必要は無い、と
幸せとは何なのか
それぞれ個人差はあると思う
だけど、これだけは言える
お金ではない
夕日や山の美しさに感動する心こそが大切
「自然」と共に
最後まで居たかったがバスの関係で途中で抜けた
明日も三芝でイベントが有るが何せ遠い
車がないと無理っぽい
次は花蓮か台東かな